あの、水町先生の労働法の研修を、お隣の支部がやるということを知り、これは行かないわけにはいかない!というわけで、昼からお休みをとって、準備万端、行ってきました。
講義は大きく二つに分かれていて、前半は最新の判例のお話。後半は、「働くこと」の意味と歴史について考えるという、何やら面白そうなお話。いや、実際、むっちゃ楽しかった!です。歴史を紐解きながら、「働くこと」の意味などを探っていき、今後私たちが「働くこと」にどう向き合っていくのか、というお話でしたが、古代ギリシャから始まる世界史、キリスト教という宗教のもとでの「労働」観、日本史の中の「労働」観、また、人類史の中で、狩猟採集社会から農耕社会、工業社会、デジタル社会と変遷してくる中で、「働くこと」がどう変化してきたのか、これからどうなっていくか、と実に大きな流れの中で「働くこと」を語っていただきました。歴史の流れで「働くこと」がたどってきた道というものを知ることができて、すっごく面白く思いました。そして、私たちが「働くこと」をどう捉え、どう行動するのか、また、これからのデジタル社会の中で、「働くこと」にどう向き合っていくのか、私たち自身がこの課題に向き合って考えるように、と言われました。先生から私たちへの夏休みの宿題のようなものです。お話しを聞いて、色々と考えさせられます…
ちょうど、来週からは連合会主催で、水町先生の研修も始まります。その前哨戦のような感じで、来週からの講義もとっても楽しみに思えてきました。わくわくします。
なお、講義では触れられませんでしたが、資料には、最新の立法の解説もありました。雇用保険法や育児介護休業法の改正や、外国人育成就労法や事業性融資推進法の解説資料です。いずれも国の資料の写しですが、こちらもしっかりと読み込んでいこうと思います。
研修を受講してみて思ったのですが、「社会保障」について語ることのできる社労士になりたい、ということを私のモットーにしていたのですが、これにもう一つ加えたいと思います。「働くこと」について語ることのできる社労士になりたい、そう思いました。そして、「働くこと」と「社会保障」がどう結びついていくのか、そうしたことまで語ることができたら… そう思うと、ますます学びを深めていきたいなと思います。
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